バッタもん科学

  • 2017.05.28 Sunday
  • 14:46

健康食品や健康グッズなんかって効果が見えにくいですよね。

でも広告なんかでその道の専門家などという、なんの専門家かわからないナントカ大学のナントカ教授や、ナントカ医学博士なんかが、都合のいいデータだけを並べて、

「効果は実証されてます」

なんて言われたらそうかなーって思ってしまいますよね。

 

いろいろな方が、

「こんなに健康になりました。続けることが大切なんです」

なんてインタビューを連続して見せられたら、

「個人差があります」

なんて小さなテロップは気にならなくなってしまいます。

 

プラセボ効果ってのがあります。

毒にも薬にもならないモノを、権威のある方が

「これは素晴らしい薬だ。あなたを健康にしてくれるよ」

って言って与えたら、精神的に効き目があるってんですね。

薬って説明するだけでいいんです。

薬の成分なんて必要ないんですわ。

メリケン粉なんかでもいいんですわ。

 

もちろん医学的にちゃんと治療しないとダメな病気に、これだけで治るわけがないです。

逆に治療が遅れて手もつけられない状態になってしまうことも多々あります。

 

 

医学的、科学的に言えばブラセボ効果は気休めであって治療じゃないです。

ちゃんとしたお医者さんや学者さんなら否定します。

でも、それを商品として売りたい方々にとってはちゃんとした科学は邪魔なんですね。

そうなれば、医学や科学を否定するんですね。

 

恐ろしいキャッチコピーも存在しますよね。

医学が諦めた病気も治ります。

病院に行けば殺されるだけです。

多くの人が助かってます。

 

医療機関で治療を受けてしまえば否定されてしまうかもしれないものを、信じ込ませて持続させるためには医学機関に近づかなくさせてしまえばいいんですね。

 

ちゃんとした医学機関はリスクを説明してくれます。失敗例も教えてくれます。

失敗率も教えてくれます。

でも、エセ医学は成功例しか説明しません。

ちゃんとした医学の失敗例はメチャメチャ説明してくれますけどね。

その数少ない成功例の裏で、どれだけの人が悪化したかなんてのは教えてくれないんですわ。

 

「効き目がないなんて証明は医学界でもされてない。」

効き目があるって証明もされてないんですわ。

 

「実証されてないだけで、可能性はゼロではない。」

ゼロではないから効果があるなんて論理は思い込みでしか成立しません。

限りなく可能性が低い方法で成功した人が少しでもいたとしても、何で治ったかはわかりません。

その治療方法と病気との因果関係も証明できません。

 

いざとなったら悪魔の言葉

「これをやってたおかげでこのくらいで済んだんだ。」

「手遅れだった。病院に行かずに、最初からこの治療だけをやってたら助かったのに」

この言い訳が出たら治療は失敗してるんですわ。

 

科学は複数の仮説があるときは。シンプルなものを仮に事実とするのですって。

んでもって、新しい証拠が見つかったらそちらを事実とするのです。

仮の説が証拠がないからと言って、証拠のない理論が正しいのだなんて論理は通用しないのです。

証拠は公開して科学的に証明されなければ事実にはなりませぬ。

証拠もないものを事実のように世に広めるときには、本当の事実を疑わせ、間違いを信じさせるという、テクニックが必要になります。

 

わかってないものはわかってない

これが正常な答えです。

あたかも自分だけが真実を知っているように答えてしまうとき、それを正当化しているものは何なのか。

もしかしたらそれはあなたを破滅に向かわせているものかもしれません。

 

バッタもん科学は科学のせいではないです。

バッタもんにしてしまうのは、悪用している人間なんですね。

他のものを否定して、自分のすすめるものだけが正しいなんて説明するものには、いかなるものにも近づかないことが懸命ですね。

 

季節は初夏に向かってます。

 

 

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