重力波を捕まえた

  • 2016.12.19 Monday
  • 01:01

ブラックホールは誕生するときの大きさの限界は、太陽質量の十倍ちょっとなのです。

銀河の中心に存在するブラックホールは約410万太陽質量なのです。

あり得ないほどの誤差。

 

なぜに?

 

大きなブラックホールは小っちゃいブラックホールが集まって大きくなっていくのではないかっていうのが定説でしたが、証明されたことはなかったのです。

ブラックホールは観測不能です。

近くにガス星雲があればそれを吸い込むときに強いエックス線を発生しますからそれを見ればそこにあることが分かりますが、単体のブラックホールならば確認する方法がありません。

 

2015年九月十四日、アメリカの二つの重力波観測望遠鏡が初めて確認したのです。

アインシュタイン最後の宿題が、ブラックホールの合体という誰も確認したこともない天文現象を確認したのです。

 

重力波確認も、ブラックホールの合体も、どちらも天文学の大発見なんですけど、それが同時に確認できてしまったのです。

 

 

重力波の波の大きさは大雑把に言うと、地球と太陽の間が水素原子一個分より小さいのです。

しかもよっぽど大きな天文現象でないと起こらないってんですね。

 

超新星爆発か中性子星合体が有力でした。

可能性はないに等しいけどブラックホールの合体もありうるってのが観測前の見込みだったようです。

 

36太陽質量と29太陽質量のふたつのブラックホールの合体し、62太陽質量ブラックホールが生まれたときに起きた波を確認できたってんですね。

 

同じ年12月26日になんと二度目の重力波観測に成功したってんですね。

これもブラックホール同士の合体だったんですって。

 

超新星爆発や中性子星の合体の波動はいまだ見つかっていません。

ブラックホールの合体って珍しくないこと?

 

今回はアメリカの二つの施設で観測されたデーターです。

観測地点が三つ以上ならば位置などのデーターがはっきりしたものになりますし、見逃しも少なくなってきます。

 

太古から、人は夜の空を眺めて季節の移り変わりや方向を確認してきました。

1609年、ガリレオが手作りの望遠鏡で可視光の宇宙を観測しました。

1931年、天の川銀河の中心からの電波をとらえ、電波という新しい目で宇宙を観測しだしました。

1962年にはX線。

現在では波長の違う赤外線、ガンマ線、いろいろな電磁波で宇宙を見ることができます。

 

でもすべての波を飲み込むような宇宙もあったのです。

ブラックホールです。

そこはいかなる電磁波も発生しません。

 

見えない宇宙が見える波、人類はとうとう重力波をとらえました。

重力波でしか見えない宇宙現象があるのです。

人類は新しい目を手に入れたのです。

日本のカグラも参加できれば大きな発見も増えてきます。

 

ブラックホールはもしかしたら銀河系の中に十億個あるってんですね。

重力波観測のレベルが上がってくれば、太陽系の近くのブラックホールも見つかるかもしれませんね。

 

 

宇宙からのメッセージはすべて波長の違う波でやってきますのです。

 

 

JUGEMテーマ:科学

 

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