ニュートリノって重たいの

  • 2015.12.14 Monday
  • 20:39
この世で一番早いのは光の粒子なのです。
なぜならば光の粒子には質量がないのです。

それと同じようにニュートリノにも、質量がないと信じられていました。

ニュートリノってなんじゃらほい。
目の前のモノをチギっては分け、チギっては分け。
一枚が二枚、二枚が四枚。
8,16,32,64,12・・・・・・
とにかく分け続けますと徹底的に細かくなりまして、素になりますのです。

物質の素は原子ですね。
原子の中心は原子核です。
原子核は陽子と中性子で出来てまんのやわ。
陽子と中性子ってのはクオークってもんでできてまんのやわ。
ここまでくるとそれ以上は分けることが出来ませぬ。
これを素粒子というのです。

ニュートリノはこれ以上分けることの出来ぬ素粒子のひとつなのです。
ちなみに光も素粒子なのです。
光が粒ってなんでやねんなどと突っ込んではいけませぬ。
この難しいツッコミでアインシュタインがノーベル賞を頂いているのです。

ちなみにこのニュートリノ。
たぶん宇宙のなかで一番多い物質なのです。
どこにあるんやなんて突っ込まないで下さい。
宇宙のどこを切り取っても1センチ立方に 約300個あるってんですわ。

見たことないし、あたったこともないですがな。
そりゃそうです。
素粒子でしかも電気が中性。
しかもスピードは光並み。
原子の間をスカーっと通過しちゃうのです。
今もあなたの体を毎秒十兆個以上突き抜けていっているのです。
当たった覚えがないですって。
そうです。
ニュートリノは宝くじより当たる感覚を感じさせてはくれませぬ。


感覚がないのですから、こんなもの捕まえられませんがな。
いえいえ、捕まえたのです。

この粒子、低確率で水の原子核にぶつかることがあるのです。
その時にチェレンコフ光って光が出るのです。
その光を捕まえたのがカミオカンデ。
小柴昌俊さんがカミオカンデで自然に発生したニュートリノの観測に成功したことにより、2002年にノーベル物理学賞を受賞しましたんやわね。

ニュートリノってのはなんても通過してしまう素粒子。
地球も通過します。
んだらば空からくるニュートリノも、地下からくるニュートリノも数はおんなじはずですですわね。
んでもカミオカンデで調べましたら、地下、地球の裏からくるニュートリノが空、宇宙からくるニュートリノの半分しかなかったってんですわ。

ニュートリノには電子ニュートリノとタウニュートリノ、ミューニュートリノがあります。
減っているのはミューニュトリノだけだったんですって。

このニュートリノの種類の違いは振動の振幅の違いなのです。
振幅のおおきいところがミューニュトリノ。
小さいところがタウニュートリノ。
種類と言っても同じものが振動しながらタウとニューを繰り返しているということ・・・・・でいいのかな?
このタウとニューの変化の連続がニュートリノ振動なのです。
地球の裏から飛んできたのはタウに変身したやつが多かったってことですね。

んでもって質量が0だったら振動が起こらないんですって。
ニュートリノ振動が起こったことが質量がある証ですって。

でも、カミオカンデではここまでが限界。
約4億円の建設費では証明までは出来ませんでした。
予想までだったのです。

これを証明するために出来たのがスーパーカミオカンデ。
建設費は104億円
ニュートリノ振動は証明されました。
よって、2015年ノーベル物理学賞は梶田隆章さんが受賞されたのです。

次はハイパーカミオカンデ。
事業費8倍の800億円ですって。
次の物理学の謎を解くための予算はスゴイですね。
カミオカンデの初期の目的である陽子の崩壊は未だ見つかってません。
観測できたらノーベル賞確定ですね。

果たして建設出来るか。
晴れていようが曇ってようが、ニュートリノは上から下から降りまくっているのです。

 
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