依存やめますか、それとも

  • 2014.06.01 Sunday
  • 19:15

JUGEMテーマ:依存症・精神障害



毒の強さはLD50値ってので比べます。
毒物を実験動物多数に投与して、半分が死ぬ量って恐ろしい単位です。

日本にいるマムシなんかはLD50値20.0mg/kg。
生物毒最強はボツリヌス菌はLD50値ビックリの0.0000011mg/kg。
1gでなんと100万人ぐらいの人を殺しちゃいます。

これに比べますとモルヒネなんかのLD50値は500mg/kg。
なんだ、メッチャ弱いやんなんて思わないでくださいませ。
モルヒネにはLD50値では測れない、恐ろしい毒性があるのです。
それが依存症。

高等生物の脳には報酬系って神経があるのです。
そのシステムがA10神経って呼ばれているものです。
そこから自分の欲求が満たされた時にドーパミンって神経ホルモンが分泌されるのです。
これは生命に関わる食欲みたいなものだけじゃなく、褒められたり認められたりするときの喜びも関わっているのです。
覚せい剤ってのはドーパミンにソックリなバッタもんなのですがな。

A10神経には覚せい剤を受け入れちゃうレセプターがあるのです。
コンセントの差込口みたいなのがいっぱい並んでるような感じでしょうか。
覚せい剤がそこに刺さるんですわ。
そのレセプターが空っぽになると埋めたくなるんですね。
それが慢性化しちゃうのが禁断症状。こうなるとヤバい状態と言えます。
レセプターを埋めるために薬が欲しくなるんですね。

モノによっては幻覚症状を起こすものもあります。
攻撃的になって、他人を傷つけるような薬もあります。
それが進むと精神障害を起こしたりもします。

覚せい剤はアルカロイド系の毒から抽出された薬なのです。
薬は毒から作られるもの。
とり続ければ体が変にならないわけがない。

薬か毒かといえばお酒も同じですね。
アルコールは体の中で毒物のアセトアルデヒドに変化します。
LD50値300mg/kg。
これが体の中で触媒作用を起こしてモルヒネによく似た物質が作られるんですってよ。
お酒を味わってるうちはいいんですけど、依存が進むとモルヒネ中毒と同じになっちゃうんですね。

強烈な依存症になってしまったら治療が必要です。
ドーパミンを合成する酵素の働きを止めちゃうって薬もあるそうです。
これを飲めば覚せい剤の幻覚もお酒のほろ酔いも感じられなくなるそうです。

タバコはニコチンがA10神経のレセプターに入り込み、快楽錯覚を起こすらしいですわ。
ですからレセプターを埋めてしまって、快楽錯覚を起こさせない禁煙薬があるそうです。

もっともヤバいのがシンナー。
なにがヤバいかって麻酔を起こす濃度と致死濃度が大差ないんです。
つまりは酔っ払った状態でそのままシンナーを吸い続ければ、死んじゃうんですわ。
死なないまでも、シンナーは呼吸だけじゃなく皮膚からも体に入り込みまして、排泄はされにくいんですわ。
目的が油系の洗浄のものですからめっちゃ脂溶性。
脂質の塊、脳にも入り込み溜まっていきます。
そのままいけば体のそこら中が癌になるか、脳が破壊され廃人になるか。


毒は薬にもなるかもしれません。
リラックスも必要ですね。
でも、法律で止められているものは意味があって止められているんです。
依存してしまえばそこから抜け出すことが難しいです。

法律で認められているものも依存症になってしまえばリラックスにもなりません。
依存に振り回されてストレスが貯まるだけです。

依存症にも精神的依存と身体的依存があるのです。
精神的依存は
「ヤクが切れたから吸いたいよ〜。」
ってことです。
身体的依存は精神的依存が悪化して体に変化が起こることです。
苦しみで悶たり、体がブルブル震えたり、体中に痛みを感じたり、などなど。
体中の自律神経が依存症に侵されちゃってるんですね。
ここまでくると、法的に認められてるとか認められてないとかの問題じゃなくなってます。
さっさと病院に行きましょう。

薬は毒から作られたものです。
使い方次第でいくらでも毒にもどっちゃうのですがな。


こいつには毒がアリマセン。
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