延命の魔法薬?

  • 2013.11.05 Tuesday
  • 12:50
JUGEMテーマ:
ラパマイシンってご存知でしょうか?

なんとこれは命を延ばす薬なのです。

この薬は巨大石像モアイの住むイースター島の土の中に暮らしていた細菌から作り出された薬なのです。
この薬をネズミに食べさせたところ、ネズミの寿命が30パーセント伸びたってんですね。
80歳の寿命の方なら、この薬を投与すれば104歳まで生きるって計算です。

しかも、歳を取ったネズミでもオスで9パーセント、メスで14パーセント、長生きしたってんですね。
歳をとっても効果がある延命薬がラパマイシンなのですがな。


歳をとるってことは細胞の生まれ変わりが進み、タンパク質の代謝や細胞分裂の限界点が近づくってことですね。
皮膚細胞は120日の寿命。
長生きな骨の細胞でも2年ぐらい。
細胞の寿命は短いのです。
しかも細胞分裂の回数にも限界があります。
細胞の種類にもよりますが、60回を超えると分裂が止まるのです。
限界が来れば生まれる細胞より死ぬ細胞がはるかに多くなり、代謝も少なくなり、多くの生命の塊として生きている、その生物の命がなくなります。

この薬は細胞分裂とタンパク質の代謝のスピードを遅くする作用があるのです。
乱暴な説明をしますと、皮膚細胞を例にあげれば、分裂回数の60回はそのままで、細胞の寿命の120日が156日になるのです。

おおお、夢のようなお薬。
そんな薬ならばバカバカ売れる。
ってなわけにはいかないのですがな。
タダってわけにはいかないのです。
おカネがかかるって話でではなく、ヤバい副作用の問題があるのですわ。

生きている間にはいろんなことがあります。
疲労もたまることもあります。怪我もしますし、病気にもかかります。
ダメージはタンパク質の代謝や細胞分裂の促進によって回復ができるんですね。
これが弱まるんですわ。
これが弱まるってことはどういうことか。
疲労は取れにくくなるし、傷の治りは遅くなる。
何よりも免疫システムが崩壊しちゃうんですね。
病気にメチャメチャかかりやすくなっちゃうんですわ。
隔離状態じゃないと生命維持も怪しげになってしまいます。

隔離生活でもいいから延命したいわーと思って薬局行っても、ラパマイシンは売ってくれません。
お医者さんと相談しないと使ってくれません。
現在は代謝と分裂を抑えるための治療薬として使われているのです。
その効果が役に立つのはがん細胞の抑制。
抗がん剤としてだけつかわれているのです。
命を延ばしたいから、なんて理由では絶対に投与してくれないのですわ。

細胞の寿命を延ばせば寿命は増やせます。んでも分裂限界の、場所によって違いますけど約60回まで命が持たなくなる可能性が高くなるのです。

んだらばその60回を増やせばいいんでないかいな。
それができるのはiPS細胞だけです。
こっちは副作用もわかっていません。
分かってないってのは、副作用があるよりも危ないのです。
延命の薬がほしい人は、iPS細胞が使用可能になるまで、健康に留意して長生きしてくだされ。

あなたの命を延ばす薬はないのですわ。
へんな広告にはだまされないでね。

一期一会に一喜一憂するのが人生なのです。
今を大切にしてくだされまし。
紅葉はなにかさみしげですよね。
終わりではアリマセンわね。次の年には青々とした葉っぱが復活するのです。

んでも、この時期の忙しさ、なんとかならんか。
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM