人が死んだら、お化けになって出てきますか?

  • 2013.08.21 Wednesday
  • 21:49
JUGEMテーマ:NHK

あなたは子供にこの質問をされたらどう答えますか?
いつだったかこの質問が「夏休みコドモ科学電話相談」に現れたのです。
スタッフが質問の事前チェックをしますから、科学と関係ないって突っぱねることもできたはずなんですけど、採用したスタッフも素晴らしければ、答えた先生も素晴らしいです。

先生の答えは
「そんなものいません」
では終わってませんし、
いないものが見える、脳の錯覚の説明でもないです。

誤解があるとダメなので正確に全部書いたつもりです。
長いですからよかったら読んでみてみて。

 もしもし、
「おはようございます」
お名前教えてください。
「XXXXXです。」
XXXくんは何年生ですか。
「二年生です」
どんな質問でしょうか。
「あの、人が死んだら、お化けになって出てきますか?」
はっ、はいわかりました。○○○先生に伺ってみましょう。


XXXくん。おはようございます。
「おはようございます」
そうねえ。人間死んだら・・みんなかならず死ぬんだけど、
「うん」
人間死んだらどうなっちゃうんだろうっていうのは・・・・考えますよね。
「うん」
わたしもねー、いまもまだわかんなくて、考えてるのよ。とっても難しい事よね。
ただね、今日はね、XXXくんの質問に直接になるかどうか分かんないんだけど、今日は科学電話相談でしょ。
「うん」
だから科学で分かっていることを、今日お話しますね。
「はい」


まずね。わたくしの担当は命って、生きてるっていうことなんだけれども、
「はい」
死ぬっていうことは、命がなくなることですよね。
「はい」
生きていなくなることですよねー。
「はい」
じゃあ、生きてるときわたしたち何してるだろう。

いま、XXXくん生きてますでしょ?
「はい」
ねえ、じゃあ、生きてる証拠みたいの、なんだと今思う?
ぼく生きてるよみたいな。たとえば。
「うん」
たとえば、いまXXXくん息してない?
「息してる」
それ止めたら?
「うーん、苦しくなる」
苦しくなってずーっと止めてたら死んじゃいますよね。
「はい」
息してるっていうふうに外から、息してるっていうことは外から空気を入れて、そしてまた外へ出してるってことでしょ。
「はい」
それから、食べ物食べますよね。朝ごはん食べたかな?
「食べた」
ねぇ、で、食べ物を食べて、そしてそれが消化されて、XXXくんの体になって、そしてあの、また、えー、排泄もされますよね。いらなくなったものはね。
そうやって外から物を入れたり、えー、出したりしてる、そういうことをやってるの。生きてるときはいつもね。
「うん」
で、ということはなにかってっと、体は、体を作っているいろいろなものは、自然に置いとくと壊れていくんですよね。
「はい」
だんだん、こう、XXXくんはいつもXXXくんってあるみたいだけど、いつもなにか食べてないといけないということは、新しいものを取り入れて新しいものを作っていかなければいけないということは、体の中の物は少しづつ壊れたりしてるっていうことなのよ。
「うん」
ねえ、そうすると今のように食べたり、息をしたりしない、それができなくなると
「うん」
体は、もう壊れる一方になってしまいます。
「はい」
ねえ、だから死んでしまうと、わたしたちの体はどんどん壊れていってしまうのね。
「うん」
うん、それで、実は壊れていって、もともと作った・・・うーん、XXXくん二年生だからわかるかなー。
タンパク質だとか・・・そういう言葉聞いたことある?
「うーん、わかんない」
わかんない、わたしたちの体を作ってる物にだんだんだんだん、そういうものに壊れていってしまうのよ。
体の形はどんどん壊れていってしまうのね。
「うん」
うーん、で、もと、もとのわたしたちの体を作り出した、そのわたしたちが物を食べたりして取り入れた、そういう元の、えー、タンパク質だとか、お砂糖分だとか、いろんなものを食べてるでしょ。
「うん」
そういうものに壊れていってしまうの。
「うん」
で、体は壊れちゃうんだけど、実はここでわたしが言いたいことは大事なことは、そうやって壊れたものは、また地面の中に戻ったり、いろんなところに戻って行って、またもう一回、新しい生き物が生きていくためには、またそのものが使われるのね。
「うん」
そうやって、生き物、人間も生き物ですから生き物っていうのは死んでしまうけれど、もういっかいそこで壊れちゃったものが、また新しい命をもっている生き物に使われていく。
「うん」
で、そうやってね、地球ってわかりますよね。
「うん」
地球は丸くって、限られてるでしょ。いつも、だけどずーっとこの中でみんなが生きてくためには、その中にある物がどんどんどんどん使われたら減る一方になっちゃうじゃないですか。
「うん」
だけど、また亡くなった人の物をまたもう一回こうやって使ってるから、また次の生き物が生まれてこられるわけね。
「うん」
うーん、そうやって、
今わたくしは科学で考えた時のことを言ってるのね。
科学で考えると、死んだあとは、また次の命につながっていく。
自分自身はいなくなるけど、次の命につながっていくって、そういう風に考えたいなーって思ってるんだけど。だめかな。
「うん」
うん、難しいねー。難しいけど、でもね、命ってつながっていくことが大事なの。
お母さん、お父さんがいて、そしてXXXくんがいてって、またXXXくんが大人になると、こんどはXXXくんの子供が生まれてみたいにして、つながっていくじゃありませんか。
「うん」
ねっ、命はつながってく事が大事なので、死んだらそれで命が終わりじゃなくて、またその命は次へつながっていくんだなーっていう風に思うと、これが科学の答え。

ただね、死ぬって何かなーってとっても複雑だし、うーん、心はどこ行っちゃうのかなーとか、いろんなこと考えるのはとっても大事なことなので、とっても難しいことだけども、大人になっても忘れないで考えてほしいなーって、今思ってます。
とっても大事なことをXXXくん、考えたなーって思ってます。
「うん」
分かってくれたかな。
「はい」
ねーっ、

はい、XXXくん、これでいいですか?
「はい」
はい、じゃ、さよならー。
「さようならー」

はい、では次の質問です・・・・



お化けの質問から、命の尊さ、命の連鎖を教えてくださいました。
こんなすごい回答があるから、この番組はタマランのですわ。

後半戦は明日の午前中の開始予定です。
夏休みとともに終わってしまうのがザンネンですがな。

命って尊いんよ。
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